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2月の読書メーター

気づいたら三月ももう半ば。先月のまとめを忘れていた。

いつも本の感想は読んだらすぐに推敲せずに書いている。しばらくたってみるとその時の気持ちを忘れてしまっているので、これからも読んだらすぐにメモだけしておこう。

2月は図書館で取り寄せてもらいようやく服従を読むことができた。これは早く文庫になってほしい。借りて一度読んだだけでは物足りない。もう一度読み返したかったが時間がとれなかった。

もっと博学だったらもっと面白さが味わえたのにな。

エニグマは久しぶりに読んだ。大戦時の他国の様子を書いた小説をもっと読んでみたい。

インガルス家のシリーズはそのうちすべて読み返したい。

3月に入ってまだ一冊も読み終えていないのはかなり珍しい。読み散らかしてはいるのだが、とおしで読んでいないのだ。

読書会のお題本以外にもミシェルウエルベックを読んでおきたかったのだが、間に合わないかな。今年は読書の少ない年になりそうだ。

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2017年2月の読書メーター

読んだ本の数:6冊

読んだページ数:2151ページ

ナイス数:190ナイス

http://bookmeter.com/u/4717/matome?invite_id=4717

■服従

図書館本。難しくてとても面白いから早く文庫にならないかなあ。何度も読み返さないとほんとの面白さに到達できない。フランスにイスラム政権が誕生する話。西洋文化は、自立は、資本主義社会は限界を迎える。インテリの「僕」は他のインテリの皆様同様、イスラムに改宗する。女性は恐らく服従することで安全な富と快楽を得る。挫折しそうな箇所が何度もあったが、若い魅力的な妻を与えられるのにみんなメロメロなところが笑えた。今回は冴えない男の性が足りないなあと思っていたらそう来たか!頑張って読む決意のある人に強くおすすめ。

読了日:2月28日 著者:ミシェルウエルベック

http://bookmeter.com/cmt/62660116

■時間のなかの子供

図書館本。アムステルダムと贖罪しか読んでいなくてあとは「倒錯的な作品を書く作家」と聞いていたためどんな話なのかつかめないままに読み進んでいく。政治的な合理化への批判?子育てに対する意見?そんな作家だっけ?といささか混乱した。そしてどんなどんでん返しが来るのかと思っていたら一気に光が差すような眩しいような結末でびっくり。子供というのが誘拐された子供のことだけではなかったのだね。冷たいような硬質の美しさは今までの印象どおりだった。思いがけず感動。日本語タイトルがいかさないと思うのは私だけ?

読了日:2月18日 著者:イアンマキューアン

http://bookmeter.com/cmt/62452669

■農場の少年―インガルス一家の物語〈5〉 (世界傑作童話シリーズ)

幼い頃から何度読んだかわからないインガルス一家の物語。農場の少年はおいしいものや農場の季節のうつろいが楽しくて、移動の多かったローラの少女時代とまた違う生活が面白くて好きだ。ローラと出会い、結婚したアルマンゾは、こうやってしっかりとした父と母から農場で育てられたのだね。みんなでお留守番をしてアイスクリームを作ったりお砂糖を使ってしまう話は子供の頃大好きだったなあ。姪や甥にそのうち読んでほしい本。あー久々に全部読み返したいな。

読了日:2月12日 著者:ローラ・インガルス・ワイルダー

http://bookmeter.com/cmt/62325463

■暗号機エニグマへの挑戦 (新潮文庫)

三回目。ドイツ軍の暗号を解読するイギリスの暗号解読施設が舞台だ。これは冬に読むのに向いている。寒さや垢じみた衣類の冷たさ、不足する食事の臭気などが自分の周囲に満ちてくる。外気の澄んだ冷たさが救いだ。謎は暗号だけではない。恋人の失踪、盗み出された暗号、護送船団を狙うUボート。盛りだくさんなのと足りない時間、睡眠不足といくと読んでいてこちらまで追い詰められるのでやや辛い。しかし読み返しちゃうんだよね、面白いから。こういうのが苦手な人は読みきれないのであまりおすすめではない。

読了日:2月11日 著者:ロバートハリス

http://bookmeter.com/cmt/62292010

■テロリストのパラソル

図書館本。20年ぶりくらいか。当時はこの渋さが七割くらいしかわからなかったと思う。伏線のあまりの多さにやや混乱した。一気に読まないと読みこぼしがあったかもしれない。パラソルの場面は当時も今も美しく、今日が雨の冬だったのが残念だ。登場人物たちがかなりのオヤジだと記憶していたが今となっては同年代。桑野さんかっこいいね。塔子の言葉遣いや態度には違和感ありありで男性作家ならではの嘘臭さがあり残念。とはいっても充分満足、よい読書だった。

読了日:2月5日 著者:藤原伊織

http://bookmeter.com/cmt/62154801

■ふたりの老女

アラスカの厳しい冬に仲間から二人の老婆が置き去りにされた。引退したお年寄りとして皆から庇護されてきた二人は悲しみと屈辱と怒りの中から逞しく立ち上がる。老婆たちが置き去りにされて呆然とする様や励まし合う姿、仲間たちと再会して心が動く様子が素直でとても読後感がよかった。世話をしてもらう立場のお年寄りで狩りをする役割ではなかった女性である。周りからの扱い、自分達の立場、そんなものにとらわれる必要はないのだ!そして怒りや怨みはいつかは溶けてしまうものなのだね。おすすめです。

読了日:2月2日 著者:ヴェルマウォーリス

http://bookmeter.com/cmt/62087562

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