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スプリング、ハズ、カム

解説

落語家の柳家喬太郎が主演を飾り、シングルファーザーを演じた家族ドラマ。大学に入学するため、広島から上京して一人暮らしを始める娘と一緒に、東京で部屋探しに付き添う父親の一日を追う。『あかぼし』の吉野竜平が監督を務め、もう一人の主人公である娘を『LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと』シリーズなどの石井杏奈が好演。まな娘と掛け替えのない時間を過ごす父親の思いに共鳴する。

あらすじ

大学入学の数日前、広島から東京の祖師ヶ谷大蔵のアパートに引っ越してきた璃子(石井杏奈)は、ひと月前のことを回想する。新生活を送る部屋探しのため、父の肇(柳家喬太郎)と上京したもののなかなかいい物件は見つからなかった。2日目は物件巡りの前に、東京で暮らす他界した母の妹の真希子と会うことになっており……。

なかなかこちらの地域で観る機会が無く。

やっと小松のイオンシネマで上映があるとの情報。

1週目は都合で行けず。

2週目に行けるなと思ったところ。

夜の22時くらいからの1回のみ。

観終わったら夜中の12時になってしまう時間帯。

そして、土曜日行ってきた。

オープンして1週間くらいなので、会場はキレイでピカピカ。

夜中にこんな地味な映画だし、会場は一人貸し切り状態。

2月の喬太郎師匠の落語会で紹介していたし。

徹子の部屋」でも告知されていた。

誰しもが体験するだろう。

右も左も分からない土地での、初めての独り暮らし。

横道世之介』でも思ったけど、そんなドキドキ感を思い出す。

主演の娘さん、石井杏奈氏。

E-girlsということは、普段歌ったり、踊ったりしてるんだろう。

あんまり見たことないので、知らないんだけど。

この映画の中では。

広島から出てきたばかりで、東京にぜんぜん慣れていない。

すれてない雰囲気の、本当にいい娘さんに見えた。

喬太郎さんも、舞台の経験もあるし演技力も確かだし。

スクリーンの中でも、安定感があった。

広島から出てきた親父さんを体現している。

映画の中では、あくまで東京での父と娘の一日を描いているだけで。

その会話の端々から、いろいろなことを想像する。

例えば、今までの二人の広島での生活。

この娘さんは、いろいろと親父さんの世話を焼いていたんだろうとか。

タクシーの運転手だし、生活も不規則だろうとか、そんなに裕福でもないかなとか。

娘さんも、これから大学生活を楽しく送れるだろうかとか。

ヘンなストーカーとか、犯罪とかに巻き込まれなければいいなとか。

ちゃんと友達ができるかなとか、余計な心配もしてしまう。

引越し屋のお兄さんにしても。

公園でのロケで、一時だけ家族になる女性にしても。

アパートの大家の、おばあさんにしても、

インド料理店の人々にしても、彼らの普段のいろいろな様子が思い浮かぶ。

家族って、大事なことはあまり話さないもの。

互いに少し寂しい気持ちも、これからの期待も。

画面からは、親子二人の気持ちは伝わってきました。