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国博 特別展「茶の湯」をみる。

 わが国では、何でも「○○道」になりうるが、「茶道」は、その最たるものであろう。目下東京国立博物館で、表記の特別展が開催されている。

 朝早く行ったが、開館前なのに、既に長蛇の列が2つ出来ていた。すでに入場券を持った人と、持たない人の列である。かれこれ15分位の行列の後、会場に入る事が出来た。

 もともと茶道には縁がないのであるが、これだけ(259点の展示と言う)のものを個人的に見る事は、まず不可能であるから、館の学芸員のご努力には、敬意を表する事大である。

 国宝の曜変天目、油滴天目を見逃す事は出来ない。これらの模様の再現は現在でも続けられているそうだが、1万点作成して、ようやく1点できるような確率(?)らしく、未だに再現できないと聞く。

 「茶碗」は数多く出展されていたが、寸法、形状共に様々であった。寸法が小さい物から大きなものまであり。形状としては三角錐に近い物から丸いもの、円柱状のものなどである。

 人間工学的に、適正な「茶碗」の形状が決まりそうなものだが、アートは工学を超えて存在するので、一概には言えまい。

 展示方法としては、茶碗の側面を見る事が困難であったので改善を願いたい。光が反射していたり、暗くてよく見えなかったりした。

 「茶入」も数多く出展されていたが、ふたがすべて象牙製とかで色が白く、本体の色とは全くあわないと思った。白に意味があるのであろうか。

 千利休は侘び茶の推進者と言われているが、彼がこだわったもの、あるいは作成させたものの中には、結構派手と言うか、つや消しではない品物もあり、やや気になった。

 会場は、和服のご婦人方も多く、子供連れも目立った。車椅子の人も時たまおられたが、館では展示物がよく見えるように背の高い車椅子を用意しているはずなので、活用されるといい。